TOEIC600点を目指し英語のやり直しを40歳からしている葉月です。
英語を勉強していると、中学英語卒業で英検3級といった基準はあるのですが、中学英語卒業でTOEICの点数がどの程度なのかよく分かりません。
そこで、TOEICと英検の相関表を探しましたが、直接比較しているデータはありませんでした。ただし、TOIECと英検の公式ページで探していると、それぞれCEFRという基準で変換していたので、それを合わせると変換できるのでまとめてみました。
CEFRとは
CEFRとは全く聞いたことがない言葉でした。
Common European Framework of Reference for Languagesの略で、語学シラバスやカリキュラムの手引きの作成、学習指導教材の編集、外国語運用能力の評価のために、透明性が高く、分かりやすい、包括的な基盤を提供するものとして、20年以上にわたる研究を経て、2001年に欧州評議会が発表した基準との事です。
その基準をまとめると下記になります。
A1~C2までの6段階あり、
- A1、A2:基礎段階の言語使用者
- B1、B2:自立した言語使用者
- C1、C2:熟練した言語使用者
に分けられています。
C2 聞いたり読んだりした、ほぼ全てのものを容易に理解することができる。いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめ、根拠も論点も一貫した方法で再構築できる。自然に、流暢かつ正確に自己表現ができる。 C1 いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ
効果的に用いることができる。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の、詳細な文章を作ることができる。B2 自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、
明確で詳細な文章を作ることができる。B1 仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。
その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。A2 ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に
応じることができる。A1 具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることができる。自分や他人を紹介することができ、住んでいるところや、誰と知り合いであるか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりすることができる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助けが得られるならば、簡単なやり取りをすることができる。
TOEICと英検をCEFRを元に変換してみた
TOIECとCEFR、英検とCEFRの対照表は各公式ページに記載がありましたのでそれをまとめてみました。そうするとTOEICと英検の対照表が完成します。
CEFR TOEIC 英検 C2 – – C1 945 1級 B2 785 準1級 B1 550 2級 A2 225 準2級 A1 120 3級、4級、5級
英検取得者とTOEICのスコアの関係
先ほどの表は各種公式の情報からCEFRの対照表をまとめたものとなります。
もう1つ2001年9月23日に実施された第86回TOEIC公開テストの受験者へのアンケートで英検取得者とTOEICのスコアの関係性を出していたので引用します。
英検取得者 TOEIC平均スコア 1級(大学上級程度) 816 準1級(大学中級程度) 732 2級(高校卒業程度) 517 準2級(高校中級程度) 392 3級(中学卒業程度) 365
CEFRとの対照表に比べると実際は、TOEICのスコアは低く出ています。英検3級は逆に点数が上がっています。参考にしたデータは2001年と情報は古いですが、こちらのデータの方がTOEICと英検の相関を塾の生徒に聞いたアンケートなどがネットに出ていますが、その数字に近いため、現実を反映しているのではないかと思います。