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中学1年の1回目の授業開始10分で英語嫌いになった出来事

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英語が嫌いになるまで

小学校を卒業し、中学になると授業も変わります。

算数→数学

図工→技術と美術

特に数学なんて0より下のマイナスがあるなんて度肝を抜かれました。

でも何となくどんな授業なのかは分かります。海の物とも山の物ともつかないものではありません。

また女子の呼び方も変わったのはその頃です。小学生の時は「○○ちゃん」と名前で呼んでたのに、中学に入り久しぶりに会ったので「○○ちゃん」と呼びかけたら、「今度から△△さんと呼んで」と名字にさんづけで呼ぶように言われた時の衝撃は忘れられません。

それから女子には敬称をつけるか、親しい場合は呼び捨てにするかのどちらかで呼ぶようにしました。

あぁこうやって一歩ずつ大人の階段を昇るんだね。

いけない。完全に話しが脱線している。

で、数学や技術と美術の授業はなんとなく想像ができます。

でも英語は全く想像がつきません。セサミストリートをテレビでたまたまやってる時に見るか(英語は最後の歌ぐらいかな?記憶にない)、当時のズームイン朝のウィッキーさんのコーナーを見るくらいの葉月には。

英語の授業って何やるんだろうと期待と不安で授業がくるのを待ちました。

しかも入学直後や新年度の始まりなんて環境も変わってそれでなくても緊張しています。

人生初めての英語の授業

葉月はこの1回目の授業で英語を避ける人生を送るきっかけとなる出来事を体験することになります。

ホントに大したことではありません。そんなことで嫌いになるとか甘いと言われるかもしれません。

でもこんな生徒もいることを英語の先生には是非知って欲しい。ホントに初めての経験とはそのぐらい本人にとっては重要なんです。

嫌いになりたくてなる人はいないと思います。それだけは、頭の片隅に置いて欲しいと思います。

授業開始10分で嫌いになる

そして、運命の授業。

その日の天気は、、、覚えていません。どんな先生か待っていると入って来たのは綺麗な女の先生でした。

自己紹介も終わり、いよいよ授業に入ります。教科書(確かホライズン)を開き、まずABCといったアルファベットから習います。

前から順番にアルファベットを読もうということになりました。まぁよくある進め方ですね。

僕の席は前から3番目

前から順番に

「エー」

「ビー」

と発音していく。

そして僕の席は前から3番目

緊張しながらも

シー

と言う。

すると先生は

「シー。No.No.スィー。Please.」

僕は素直に

「スィー」

と言って席を座りました。

後は

「ディー」

「イー」

と何事も無かったかのように授業は進んでいきました。

その後の記憶はあまりありません。

 

分かります?

 

わかるかなぁ。わかんねえだろうなぁ。

と言った芸人さんのネタを思い出します。

まだ発音は習っていない。ただ教科書にのっているアルファベットを読んでと言われただけです。

そして、たまたま僕の席は前から3番目だったのでアルファベットは「C」だったんです。

「A」でも「B」でもなく、たまたま「C」だったんです。

そりゃ「シー」でしょ。

小さな巨人だって「元気ハツラツ!オロナミンシー」って言ってましたよね。「オロナミンスィー」って言ってないですよね?

ミュージシャンだって「シーシービー」って言ってましたよね。ロマンティックが止まらないって言ってましたよね(関係ない)。

その後の人生でも「デカビタシー」「レモンシーシー」って言ってましたよね?

水前寺清子が「スィースィーレモン」って言ってなかったですよね?

「ビタミンスィー」ってみんな言ってます?

ガラスのハートすぎると言えばそれまでなんだけど。

例えば、その時先生が日本人が話すカタカナ英語とホントの英語は違うよ。発音も違うよ。例えば「C」なんてそう言っちゃうよね。それは仕方ない。でもそれだと通じないからこれからみんなと一緒に勉強しよう。

普通はシーっていっちゃうけど、実はスィーの方が通じるんだ。もう一回言ってみよう。って言ってくれたら、へぇそうなんだ英語って面白いなと思ったでしょう。

でもルールも説明せずにいきなり否定される多感な少年のダメージはデカい。

ただ発言に対する訂正なのに、あたかもお前そんな事も間違うの?といった人格を否定されたかのようにガラスの十代はとらえてしまいました。(今は面の皮が厚くはなったが実はガラスの四十代、、、)

大人になっても気を付けないとそういう発言をしたり、そうとらえがちになる時があります。

そして、訂正されたその瞬間に僕は

英語いらない。一生日本で生きる。

と決意したんです。

自分の可能性を否定した瞬間でした。

それが男の先生だったら違ったかもしれません。綺麗な先生でなければ違ったかもしれません(今だとこんなこと言うと怒られるのかな?)。

席が3番目じゃなかったら。。。

でも歴史にifはありません。

そして浅はかすぎるその決断が今の自分を苦しめています。

その時に戻れるならあの時の自分に言ってあげたい。

つまらないプライドは捨てろ。

日本にいても英語必要になるぞ。

かっこ悪くてもいいじゃないか、かっこ悪くても一生懸命頑張る姿が実はめちゃくちゃカッコいいんだよ。今はわからなくても。

こうして僕の英語 黒歴史は幕をあげました。